2019.02.02 Saturday

奇をてらった庭。

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    グンマーの新井様邸。

     

    そうです。要するに実家です。

     

    ちょっとした土地があり。

    父から庭を作ってくれとの要望。

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    よそで畑を借りて野菜を作っている父なので、庭じゃなくて畑にした方が良いと提案したのですが。

    どうしても庭がいい。とのことでしたので庭を作らせてもらうことになりました。

    身内の庭ですからね。せっかくなので普段できないことを、奇をてらってみたいと思います。

     

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    まずは悪い土を10m3出して榛名の良い黒土を20m3ほど入れ、ざっくりと築山を作ってみます。

    図面なんてありません。

     

    (榛名の黒土。無数の小さい軽石が入っているので黒土ながら透水性があり良い土ですね。)

     

     

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    在庫の水鉢と踏石を置いてみる。

     

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    生け垣にマサキを植え、ゴロゴロした安山岩を入れてみる。

    水鉢の据え付けは、水のしたたり落ちる景色が最も素敵な角度に据え付けるので1時間以上かかりました。

    掘削時に地中から出てきたコンクリート製のひび割れた側溝を筧にしてみるという試みも。

     

     

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    在庫のモミの木を使ってしまいます。

     

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    やはりモミの木は良い。端正な姿。濃い緑色。

    そしてモミは一本ではなく大きさの違った複数本で組むとなおさら良い。

     

     

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    ただの築山でもいいのですが、実家の庭なので奇をてらってみます。

    やってみたかった鉄筋での土留めに挑戦。

    竹シガラミという大昔からある土留め工法の、竹の代わりに鉄筋でやるという。

     

    でもアールがきつ過ぎて失敗・・・

     

     

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    これならどうでしょう。

    まさに鉄シガラミ。

     

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    新たな鋼材との出会い。良い感じに鉄シガラミできました。

    この素材でのシガラミは、僕が世界初なんじゃないかなぁ。

     

     

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    水鉢の周りには低木を植えまくる。

    モミノキ林の先にある「秘密の花園」です。

    普段はギュウギュウに植栽しない派の僕ですが。これも新たな試み。

     

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    数か月後の春。ダイカンドラの種を蒔いてみる。

     

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    ヒメツルニチニチソウも。

    ダイカンドラとともに茂り地面を覆いつくしてほしい。

     

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    さらに数か月後。冬。

     

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    錆びた鉄シガラミ。茂ってきたダイカンドラ。

    ラピュタ感。

    良い感じです!

    新しい感覚の「侘び寂び」をこの庭に発見しました。

     

    ヒメツルニチニチソウが茂ったらもっと良くなりそうです。

    いつかまた写真をアップしたいですね。

     

    図面のない行き当たりばったりの造園工事でしたが何とかなりました。

    ・・・。

    ふと今まで施工させていただいた庭作りを振り返ってみると、いつだって僕は行き当たりばったりだったなぁと。

    図面があっても図面通りに仕上がったことなんて滅多にないし。工事中のアドリブでどんどん形が変わってしまって。

    でも図面よりも間違いなく良くなっていると思えるし、実際お客様には大変喜んでいただいているので良しとしよう。

     

     

     

     

     

     

    2019.01.08 Tuesday

    お蕎麦屋さんの庭。 完了。

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      お蕎麦屋さんの庭、完了いたしました。

       

      施工中のブログは→http://oyakata.zoen-arai.com/?eid=192

       

       

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      珠玉の料理と蕎麦を食べに来た人の、気分を盛り上げる装置としての庭。になってもらえたら・・・。

       

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      ダイスギは幾何学的に、等間隔に植えています。ダイスギは人間の作った木なので。

      その間から実生で生えたモミジが自由奔放に枝を伸ばして・・・。

       

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      植栽する樹木・下草の種類はできるだけ減らしました。

      こちらのお店で食べることができる洗練された料理に影響を受けまして。

       

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      見返りの景。

       

      従業員用の通用口。日々の打ち水やメンテナンスがしやすいように。こういうところも大事だと思ってます。

       

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      原生林、里山、禅の庭、浄土の庭、財閥の庭。庭の表現は様々あるようですが、

      山間部に暮らす中で、住居の周りに必然的に生まれた「ニワ」をイメージして。

      京都鷹峯にありそうな景色かもしれません。

       

       

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      「切らぬウメ」

       

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      「井戸の脇にウメを植えると井戸水が美味しくなる。」

      雨が降りウメの枝を伝った雨水が井戸に落ちると井戸水が美味しくなる。

      なんの科学的根拠もない言い伝えですが、井戸の脇に植える木といえば絶対にウメですよね(独断と偏見)

       

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      清らかな水がこんこんと湧き出ています。

      美味しい蕎麦には美味しい水が必要不可欠ですからね。

      もちろん湧き水ではなく水道水をポンプで循環しているのですが。美味しい水を使っていますという暗示です。

      実際にこちらでいただけるお蕎麦に使っている水は、不純物を99.9%除去した水を使用しているとのことです。

       

       

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      この竹垣は造園あら井のオリジナルです。

      竹垣の間に普通あるべきはずの柱が見えません。柱がないとリズムが生まれないので時間が止まっているかのような感覚になります。

       

       

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      ここでお庭はおしまい。

      この景色の向かいに暖簾があります。

      暖簾をくぐり、店内に入っていだくと、窓の外に良い景色が広がってるんです。

      それは、来店してからのお楽しみということで。

       

      竹垣を高くしてあえて周りの景色を遮断しているのも理由があります。

       

       

       

      蕎麦料理 すみや

      埼玉県入間郡毛呂山町大類604-5

       

       

       

      ご来店お待ちしております。

       

       

       

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      2019.01.08 Tuesday

      お蕎麦屋さんの庭。 施工編。

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        お蕎麦屋さんのお庭を作らせていただきました。

         

        埼玉県毛呂山町の「蕎麦料理すみや」というお店です。

        県内・近県の蕎麦愛好家の方々にはすでにご存じの方も多いと思います。

         

        初めてのお打ち合わせでお伺いした際に思ったこと。

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        シンプルでスッキリした作りの建物はただの蕎麦屋さんではないことが分かります。(蕎麦屋さんというと古民家風の店舗が多いですよね)

         

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        既にアプローチだけは作ってありました。良い仕事してありましたのでこのまま活かしたい。

         

         

        そして何よりも、建物の南側に広がる店所有の梅林に感動しました。(写真は開花シーズンのもの)

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        「サクラ切るバカ。ウメ切らぬアホ。」大昔から言いますが、

         

        「切らぬウメ。」、、、カッコイイな!

         

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        その中でも「これは!」という一本。

        もしこの大きさの、この雰囲気を纏ったウメを材料屋さんで買ってきて植えたなら結構なお値段になってしまいます(ていうかなかなか見つからないでしょう)。

        これを使わない手はありません。

         

         

         

        また、お品書きを拝見したところお蕎麦屋さんというよりも料亭の内容でした。すぐに庭のイメージが頭の中に湧きました。

        (実際に店主は料亭と蕎麦屋さんで修行されています。)

         

        店主との話し合いはとんとん拍子に進み。(ありがとうございます。)

        着工です。

         

         

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        まずはウメの掘りカタから。

        既に葉が展開し始めてるし。でも大丈夫。ウメだから(汗)。

         

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        移植です。

        40mほどの移動でしたが3トン近くありましたので持ち合わせの道具だけでは苦労しました。

        体力と気力をすり減らしながら一日がかりでどうにか植えつけました。

         

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        やっぱでかい木はオーラがあります。ちなみに樹齢は40〜50年とのことです。

         

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        客土して築山を作りました。

         

         

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        石組み。

         

         

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        植木の植栽。洒脱な枝ぶりの山採りのモミジを。

         

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        塀に着手です。

        造園あら井オリジナルの塀を50mほど作ります。

         

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        これは!?

         

         

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        ケミカルブラザーズ!

         

         

         

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        高校の同級生(觀科園)のダイスギも入りました。

         

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        竹林から竹の伐り出し・洗い・加工も進めます。

         

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        野溶接。

         

         

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        色んな体勢で溶接できるようになってきました。

         

        鋼材の柱に防腐剤を塗り。木材を取り付けました。

         

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        塀の内側と外側ではデザインが違うのですが、外側はシンプルな板塀です。

        外側の木工事はこの建築を設計施工された大工さんにお願いしました。

         

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        内側はこんな感じで鋼材丸棒に竹を編んでいきます。

         

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        この井筒。

        8年前に僕が京都での修行を切り上げて、京都を経つ直前に、古道具屋さんで一目惚れして購入した井筒なんです。

        それを納めさせていただきました。

        この井筒を使う日を夢にまで見ていたんです。ついにこの日が来ようとは。

        「大徳寺型」という井筒です。材質は江州御影石です。

        見た目はシンプルですが、若干それぞれの板石が同じ角度で内側に傾いています。合端がピタリ合うように加工するのはまさに職人技です。

        据え付けてみたらこの場所にもバッチリ合いました。

        水がこんこんと湧き、溢れ出る仕組みに仕上げます。

         

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        電燈の設置・配線も今回は造園あら井でさせていただきました。

        ローボルトなので電気工事士免許がなくても施工可能な製品です。

         

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        試しに点けてみる。

        造園屋が自分で施工できるのだから自由に配置できて良いですね。

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        明るさも明る過ぎず庭の照明としてはバッチリです。

         

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        仕上げにシャキッシャキの白菜を植えて。(ウソです)

         

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        景石に合った色のグリ石と砂利を敷いて。

         

         

         

         

         

        完了です。

         

        続く。

        2019.01.07 Monday

        燈籠を据え付ける。

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          燈籠を据え付けました。

           

          燈籠を据え付ける仕事が激減するこのご時世に。

           

          僕なんて独立してから燈籠を納めたのは、恥ずかしながら今回が初めてでした。

           

           

           

           

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          燈籠だけでいいのでは。と提案していましたがお施主様たっての希望で水鉢も据え付けました。

          合わせて筧も。

           

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          燈籠は「柚ノ木燈籠」。

          本歌は奈良の春日大社にあります。

          (↓コレです。僕が撮った写真。22歳くらいの時に勉強するためにスクーターで奈良に通ったなぁ。。。あの頃は熱心だったなぁ。。。)

          建物を見て、お施主様の好みを考えて僕が選ばせていただきました。

           

           

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          水鉢は京都竜安寺の「吾唯足知」を写したもの。ちょっと豪華に台付きです。

          筧も付けて排水設備を整えて、水がぽたぽた落ちるようにしてあります。

          (本歌の写真はありません。竜安寺に据えられているものもレプリカです。寺務員さんに聞くと本物は奥にしまってあるとのことでした。)

           

           

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          周囲の植栽はクロチクとキチジョウソウの間違いないコンビで。

           

           


          この燈籠と水鉢は茨城真壁の加藤さんに彫っていただきました。

           

          独立して間もなくの、まだ仕事がなくてヒマな時に関東の燈籠屋さんはどんな仕事をされているのだろうと真壁中の燈籠屋さんを見学させていただきました。

          その時にお伺いし話を聞かせていただいた加藤石材さん。

          あれから8年。

          やっとホンモノの燈籠を納めることができる造園屋になれたことが嬉しい!

           

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          加藤さん、ご自分の資料を沢山下さったんですが、スキャンするのメンドクサイのでこのくらいでw

          とにかく陛下から勲章頂いているくらい凄い方なんです。

           

          しかも材料は、真壁の桜川御影石のなかでも大変希少な「アラメ」という部分で造っていただくという。

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          このひと固まりが加藤さん所有の最後の一個。このタイミングで僕が来店したこと。「縁」を感じずにはいられません。
          加藤さんも気合が入ったようで、竿の裏に自分の銘を彫らせて欲しいとのお願いがありました。もちろん二つ返事で快諾しました。

           

           

          黒雲母の一つ一つが大きいので「岩」感があります。

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          このアラメで作られた燈籠は人の手で加工されてもなお「岩」であったことを訴えてくる。

          そんな気がします。

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          (これは加藤さんの店に並んでいた三月堂型)

           

           

           

           

           

          石造品は数百年持ちます。

          時間が経てば古色を帯びてさらに良くなります。

          ZOZOTOWNの社長のように現代アートを集めるのは価値があることですが、数代にわたって一つの石造品を受け継ぎ愛でるのも価値のあることだと思います。

          末永く大事にしていただきたいです。

          ありがとうございました。

           

           

           

           

           

          2019.01.07 Monday

          池と流れを作る。

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            元々、植木のお手入れで出入りさせていただいていたお庭に池と流れを作らせていただくことになりました。。

             

            作業前

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            作業中

             

            まずはお庭の解体から。

            既存の石も木も全て再利用するので仮の場所に移動・移植します。

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            既存の植木の中で一番大きいクロマツの植え付け。

            既存の景石の中で一番大きい石の据え付け。

            この時点で位置を間違えちゃうと池も流れもイメージしている形ではなくなってしまうので慎重に。

             

            クロマツは元の場所から1mほどしか動かしていませんが、たとえ1mでも移植作業の手を抜くことはできません。

             

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            排水とオーバーフローの配管。地味だけど大事な仕事です。

             

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            漏水チェックを済ませて。

             

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            池の護岸の石組みは水を抜かずにやりました。水面から出る石の一番良い表情を見ながら仕事できるので。

            まだ3月。水遊びには早すぎた((+_+))

             

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            既存のアルミフェンスの解体&コンクリートブロック積みも。築山の土留めになります。

             

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            築山を作り。次は流れの石組みです。

             

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            さすがに水を流しながらの仕事はできないのでぶっつけ本番です。

            上流から下流にかけてより変化が出るように、より多彩な音が出るようにイメージしながら。

            何よりも、いつかの山中で出会った名もなき川に思いを馳せながら手を動かしました。

             

            これはいつかの山中で出会った川の写真。

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            日本の山にある無数の名もなき川。700mくらいの山でも登ればこんな素敵な川にいくらでも出会えます。

            その一つ一つの造形に造園屋の僕はため息が出るばかりです。

            こんな風に石を組んでみろって言われても、できるわけないから。

             

             

             

            とにかく。どうにか組み終わり。

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            一気にグリ石や植栽をして仕上げです。

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            園路にはあえて粒の大きい砂利を敷きました。少々歩きにくいほうが山道っぽくなるかと思い。

             

             

             

            急遽、電燈を設置することになり。

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            竹林で伐った竹を加工して。

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            こういうのはシンプルに。余計なことはしないのが一番です。

             

            で、完了です。

             

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            夜の景色です。iPhoneで撮ったら光が二重で写ってしまいました。

             

            流れの様子。

             

             

             

             

             

             

            流れの音に大変こだわりのあるお施主様ですが大いに喜んで頂きました。

            流れの石ころの一部はモルタルで固定していないので組み替えることが可能です。
            お施主様はご自身で組み替えては音の変化を楽しんでおられるようです。

             

            2017.06.14 Wednesday

            森の中の駐車場

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              改修工事が多い昨今ですが。今回は更地からの造園・外構工事でした。

               

              まずは家の裏側の駐車場から着工しました。
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              鉄平石小端積みの土留めです。


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              駐車場の舗装は「生コン洗い出し」仕上げです。

               

               

               

              表の造園・外構工事に着工。

               

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              実は微妙にムクリをつけています。

              排水性が良くなるし、歩いた時に柔らかみを感じることができる気がして。

               

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              こちらも「生コン洗い出し」仕上げです。

               

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              材料の加工。

               

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              構造物を据え付けていきます。

              植木も植えて、その茂った中に駐車するので配置に気を遣います。

               

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              給水・雨水・汚水のパイプをうまくかわしながら。

               

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              浄化槽もギリギリのところでかわしながら構造物と植木を納めていきます。
              各種設備があることでデザインが制約されてしまうのは住宅造園の宿命ですが、
              制約の中で知恵を絞って納めていくのは難しいけど面白いところでもあります。
               

               

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              植栽も大詰め。

               

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              作業完了です。

               

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              アイアンウッドと鉄のパーゴラには「グンセイ」という名のバラをワッサワサに這わせます。

               

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              5年後には「森」になっているのが僕には想像できます。

               

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              郵便屋さんの動線も考えながら。

               

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              浄化槽は砂利を敷いて隠しています。

               

              土の部分を減らしたり、剪定でコントロールしやすい樹種を選んだり。

              ローメンテナンスの庭を目指しています。

               

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              裏側駐車場はこんな感じです。

               

               

              ありがとうございました!

              2017.06.13 Tuesday

              生コンクリート洗い出しのススメ

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                コンクリート土間の仕上げに

                「生コン洗い出し」

                 

                という工法があります。

                 

                 

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                生コンクリートを打設した後に、

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                表面を洗い流し、コンクリートの中に入っている砂利を浮かび上がらせる工法です。

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                仕上りはこんな感じです。

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                もう一回。
                 

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                生コンクリート打設後に!(今度は少しムクらせてます。)

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                表面を洗い、中に入っている砂利を浮かび上がらせる工法です!

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                こんな感じ。

                 

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                だいたいコンクリート土間の表面の仕上げといえば金ゴテでツルツルに仕上げる「金ゴテ仕上げ」。

                刷毛を曳いてザラザラにする「刷毛びき仕上げ」。

                がポピュラーですが。


                この「生コン洗い出し仕上げ」

                おススメです。

                 


                生コンクリートに入っている砂利は日本全国津々浦々、地方によって産地が違うため、色や形が違うのですが、

                埼玉県周辺では秩父の採石場で採れた砂利(というか砕石)が入っています。

                 

                生コン洗い出しの、砕石がモロに浮き出た表情はコンクリートもまた石材や木材や鋼材や土と同じように地球から削り取り頂いたものだということを思い出させてくれます。

                 

                                                                                                    


                現代の都市の暮らしは不自由なさ過ぎて。

                手を汚さなくても、汗をかかなくても食べ物もパソコンも車も家も手に入るし道路もビルも橋も利用できます。

                でも、どんなモノでも原材料は地球の資源だったりします。

                そしてそれを採取している末端の、人と自然の対峙する場所の景色は今も昔も変わらない激しさがあります。

                 

                 

                そんな景色が、生コンクリートの中に入っています。それを表面に出してあげるのが生コン洗い出しです。

                 

                小難しいことはおいといて。

                 

                生コン洗い出し。

                庭の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。

                 

                雑木はもちろん。石、鉄、材木、ガラスなど素材感のある建築資材に合います。

                雨に濡れても滑りにくく年数が経ってから発生するコンクリのアクの汚れが目立ちにくいです。

                 

                もちろん最高級の仕上げである石貼りのカッコ良さには劣りますが、値段は三分の一程度なので。

                 

                僕なりに工夫して、綺麗に仕上げることができるようになってきました。

                 

                 

                オススメです。

                 

                 

                 

                2017.06.13 Tuesday

                改修工事 小さいお庭

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                  コテコテの日本庭園を雑木の庭に変えてほしいとのご依頼でした。

                   

                  作業前

                  の写真は撮り忘れ。

                   

                  作業中

                   

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                  まずはお清めをしてからマツやモミジなど不要になった植木の抜根から。

                   

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                  こんな感じ。

                  既存のプラスチックの建仁寺垣。雪見燈籠。三波石。みかんの木。

                  は残してほしいとのことなので。

                  雑木の庭には合わないアイテムですが、処分せずに再利用します。

                   

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                  イメージ通りの植木を数週間前から少しずつ集めていました。

                   

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                  みかんの木は剪定して小さくして。石は組み直して。植栽。

                   

                  作業後

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                  大きいお庭と違って、小さいお庭はお客様の目線が近いので、特に仕上げに気を遣います。

                   

                  既存のアイテムを生かしつつ上手いこと着地できたのではないかと自画自賛していますっあ

                  2017.06.13 Tuesday

                  改修工事 大きいお庭

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                    作業前

                     

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                    広い敷地にテキトーに植えられている植木。

                    実生で生え、大きくなってしまった雑木(ザツボク)。

                    シルバー人材派遣さんがお手入れしていたらしく

                    それぞれの植木の枝も絡みあいメチャクチャでした。

                    家が平屋で敷地も余裕なのに全然、優雅じゃない!

                     

                     

                    作業中

                     

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                    まずは伐採&剪定して整理しました。

                     

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                    それだけでも少し見えてきた。

                     

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                    園路を作ることを提案いたしました。

                    ユンボで大雑把に土を移動して。

                     

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                    細かい部分はスコップとジョレンで整形します。

                     

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                    植木畑で数年間スタンバイしていた「ヤエベニシダレ」を嫁がせました。

                     

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                    家の真ん中を貫く廊下の先にある窓。そこから眺めた時に一番カッコ良く見える位置に植えました。

                     

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                    ゴヨウマツも。秩父の石と組み合わせて。

                    この家に良く似合います。

                     

                    庭の周囲には生垣を。

                    お施主様との会話の中で「知覧の庭」というキーワードがあったので、この生垣は大きく育てて連山のような形に仕立てる予定です。

                     

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                    芝貼り&砂利敷き

                     

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                    & 防草シート

                     

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                    作業後

                     

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                    完了です。

                    園路を作ると同時に築山と島ができます。

                    築山と島ができると景色に変化が出ます。

                    園路を廻って散策もできるようになりました。

                    既存の木を生かしつつ、優雅な雰囲気に近づけたかな。

                    今後もモミジやマツを足すなど優雅に磨きをかけていく予定です。

                     

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                    芝が芽吹いてきました。

                     

                     

                     

                    2017.02.28 Tuesday

                    ローメンテナンスな庭を目指して。

                    0

                       

                      先日、造園外構工事1件が完了しました。

                       

                      長野の別荘地に建っていそうな、薪ストーブの煙突が付いたおしゃれな家です。

                      お客様から直接ご依頼いただきました。

                       

                      家が建つ前の更地の時点から関わらせていただいたのでじっくり計画することができました。

                      ご要望をお伺いし、3パターンの外構デザインを提案させていただきました。その中から一つ選んでもらい着工。

                      重要な構造物を設置するときはお客様に相談して確認をとりながら。新しく湧いた発想にも柔軟に対応して。

                      お客様と作ったこだわりの外構です。

                       

                       

                      作業中

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                      今回はグラインダーを使わずに割ってみました。切断跡が見えてしまう使い方だったので。

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                      玄関までの距離が4mしかありませんが、より長く見えるように階段はカーブさせて。しかも手前⇒奥へ行くにしたがって幅を細くしていってます。遠近法です。

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                      カーブしてるけど実はまっすぐ歩いていけます。歩きやすさも考えて。

                       

                      人気のボビポスト。門柱には六方石を使用しました。

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                      景石の石組みと植栽。

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                      下草を植えて、砂利を敷いたら完了です。

                       

                       

                      作業後

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                      ローメンテナンスを目指しました。

                      ローメンテナンスというと、掃除がしやすいて、剪定がしやすくて、草が生えにくい庭。と思われるかもしれません。

                      それもそうなんですが、僕が提案するのは掃除が行き届いていなくても、草が少し生えていても、植木が少し茂っていても、なんかいい感じの景色になっている。っていう庭(外構)。

                      「考え方・見方を変えて作る」というのが僕の提案するローメンテナンスな庭です。

                       

                      良い庭。綺麗な庭といえば京都のお寺の庭のような。お手入れが行き届いていて落ち葉が一枚も落ちていないような、草が一本も生えていないようなお庭。

                      青々したコケに、よく手入れされたアラカシの木漏れ日が写る、、、みたいな景色は高い精神性を感じることができて素晴らしいと思うし僕も大好きですが、個人の住宅の庭でそれを求めるのはちょっと違うと思っています。

                      何かと忙しい現代人です。ほどよい庭仕事(草引き・掃除)は楽しいですが、仕事量が多過ぎて生活に支障が出るほどでは庭を持つ意味が本末転倒です。

                       

                      山に登り、自然の作り出す景色を見て誰もが綺麗だなぁと思うものですが、その景色の中には雑草も生えているし落ち葉も落ちています。

                      なぜ庭になると落ち葉も雑草も邪魔者になってしまうのでしょうか。

                      考え方、見方を変えて、そして庭(外構)の構造をちょっと変えると解決できることがあると思っています。

                       

                      庭の手入れ・剪定・造園を一千件近くやってきたからこそ分かることがあります。

                       

                       

                      このお庭に関して言えば、

                      地面は黒ボク石・下草で覆っていてます。まだ小さいですが低木が茂ってくるので草はあまり生えません。

                      落ち葉が似合う庭なのでそこまで綺麗に掃除しなくていいです。

                      景石の上っ面だけ箒で掃いてもらえればいいです。ただ、石貼りのアプローチだけは綺麗にしてください。

                      植木は仕立物・刈り込み物は1本も植えていないので少し伸びたくらいではそんなに変わりません。むちゃくちゃに伸びる植木も植えていません。

                      その他にもいくつかアイディアがあるのですが、それは造園あら井にご依頼していただいたお客様の特典ということで。

                       

                      もちろんノーメンテナンスではなくてローメンテナンスなので多少の掃除と草引きは必要です。年に1度の僕らプロの造園屋の手入れも必要です。

                       

                       

                      まだ試行錯誤な部分もありますが、責任をもって作らせていただいてます。

                       

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