2019.08.18 Sunday

「趣味、採石場巡り。」 から考える自然の美しさについて。

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    趣味:採石場巡り。

     

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    弊社(埼玉県日高市です)から車で2時間圏内でも探せば良い石がたくさんあります。庭で、どんなふうに使おうか考えながら眺めるのが楽しい。

     

    目的は石だけではなく。

    採石場の景色も御馳走です。

    人間と自然が対峙する最前線。

    ここでしか味わえない緊張感。

     

    道路や河川や橋やトンネルなどのインフラ。ビルや家などの建築。

    あれもこれも。人が自然を切り拓き獲得した材料で造られていることをどれくらいの人がリアルに理解しているだろうか。。

     

     

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    自然の造形は圧倒的に美しい。そして癒される。

    どうやったらそれに近づくことができるのだろう。

    景色を作るのが僕の仕事なので、その答えをいつも探しているのですが。

     

    ふと思ったこと。

    そもそも人が美しいだの癒されるだの言っている自然って「人の手が入っている自然」に過ぎないのではないだろうかということ。

    人の手が入っていることの安心感とか。

    安全な場所から眺めるからこそ生まれる余裕とか。

    もし人の気配を一切感じられない、人工物が何もない自然の中に放り出されたら、ただただ恐くて景色を楽しむどころではなくなるはず。

    その恐さを知ることができれば庭作りにおいて一歩先に進める気がしています。

     

    しかし本当の意味での手つかずの自然なんてもう日本には残ってないですよね。

     

     

     

    2019.05.22 Wednesday

    庭は芸術か。

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      ここ最近に行った展覧会で楽しかったものを。

       

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      ミュシャ展。

      写真撮影OKな展覧会が増えました。

       

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      ここでも。

      インスタが展覧会のあり方を変えてしまいましたね〜

       

       

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      ところで草間彌生さんは発明家だし商売上手だと思う。(独断と偏見です)

       

       

      日本一稼いでいる現代アーティスト。村上隆氏はただの商売人ではない。

      先日トークショー拝聴しました。ほぼお金の話でしたけどね。

      200人以上のスタッフをかかえ、世界中から大きな仕事を取ってきては仕上げて売っていく。お殿様もお公家様もいないこの現代に狩野絵師集団がやっていたスタイルを維持している凄さ。

      一見プリントしただけに見える絵画作品も実はとんでもなく手間がかかっていたりします。

       

       

       

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      安藤忠雄展 「挑戦」

      安藤忠雄さんの建築が好きです。特に初期の。

      装飾を限りなく減らし構成だけで勝負している潔さ。その哲学。「日本的」なもの。

      かなり影響を受けてしまいました。

      ここ2年ばかりの、僕の提案する造園プランにその影響が出ていると思うのですが、いかがでしょう。。。

       

       

       

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      建築の日本 展。

      日本の家 展。

       

      造園屋・庭屋・庭師が集まると「庭は天然素材だけで作るべき」「コンクリートみたいなケミカルなものはできるだけ使うもんじゃない」

      皆、口を揃えてそんなことを言う。

      その脇で僕はいつも小さくなっていたものですが、この二つの展覧会を観に行ってからは堂々としていればいいのかな。と。

       

      「コンクリートはナチュラルな素材なんだよ。」

       

      (まー色々意見はあるのは解ります。話し合いましょう。)

       

       

       

       

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      インポッシブル・アーキテクチャー 展

       

      これはおもしろかった。

      特に一番最後の展示ブースですよ。

      なぜザハ・ハディド氏の新国立競技場が着工目前で白紙になってしまったのか。

      役人と国民への痛烈な批判。しかと受け止めました。

      復興や年金や教育の問題。だいたいそれどころじゃないはずのこの時期に、なぜ東京オリンピックなんてやるの?と思っている僕みたいな連中が数多くいるからいけませんね。

       

       

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      縄文展

       

      「ニッポンの、美の原点。」ってキャプション。

      いやーもう原点過ぎて共感できません。

      例えば飛鳥時代の服装とか建築デザインの美意識は共感できるけど、縄文土器や土偶のデザインは全く異質。

      縄文人の美意識。火炎土器の炎の表現。土偶の抽象的人物表現。現代のどんなアートも敵わないくらいの破壊力を持っている。

      それらを目の当たりにした時の。これって最高のアート体験ですよ。

       

       

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      鴻池朋子

      「ハンターギャザラー」展

      秋田県立近代美術館。

      オープニングセレモニーの招待状をいただきましたので、行ってきました。秋田まで弾丸で。

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      今回の新作の大作。の一部。

       

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      旧作の皮緞帳の大作。さらに手が加えられて。

       

      展示会場は「造園的」でした。

      歩くことで変わる景色。隠れていたものが見えるようになったり。

      明るくなったり暗くなったり。上から俯瞰したり、潜ったり、下から見上げたり。覗いたり。

      窓の外遥か遠くの奥羽山脈までも取り込んだり。

      ただ作品を並べるだけではない展示方法。体験させる展示空間。さすがです。

       

      地球の誕生。躍動する動物たちの身体。古代人の神様に捧げる儀式。地球上で起こり続ける生きると死ぬの営みの瞬間瞬間をタイムワープしながら覗いてきた。そんな気分。楽しかった。

       

      ハンターギャザラー。狩猟採集民という意味だそうで。

      昔も今も、これから先の未来も、テクノロジーがどんなに発達しても人は自然から狩猟採集しなければ生きていけないのは変わらない。(コンクリートだってそう)

      自然の恵み。尊さ。一方で時として起こる容赦のない無慈悲な自然災害。自然への畏れ。

       

      僕も庭でそんなことを表現できたらな。ただ美しいだけの庭ではなく。

       

       

       

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      フィリップス・コレクション 展

       

      この展覧会で特に印象的だったのは、空の色彩。それぞれの作家の表現方法は違えども。それを観て湧き上がる共通の感情。

      何とも言えないピンクのような、オレンジのような、陽が傾き始めた空の色。それに照らされた町並み。

      僕の家の近くの山の斜面に造成された住宅街でも1度か2度か、同じような色彩の光景に遭遇したことがあります。

      あの空の色を、地中海沿いでは日々見ることができるのだろうか。

      強烈に憧れてしまいました。行ってみたいな

       

      印象派の絵は良いですね。

      肌の色を肌色(今の絵の具では肌色というのは無いらしいですが)で塗らずに時には青や黒で塗ってしまうのが良い。

       

      庭作りも印象派と同じような行為なのでは。

      自然の景色。それを忠実に庭に再現したものは「庭」ではないと思っています(そもそも人間が自然の造形を忠実に再現できっこありませんが)。

      自然に触れた時の感動を人間のフィルターを通して、再構成し限られた土地に表現する。しかもデザインだけでなく庭の使い勝手まで考えて。しかもしかもメンテナンスがかかり過ぎないように。

      庭作りは難しい。

      だから庭は、アートにはなれない。

       

       

       

      僕のアイドル。

      アリス=紗良・オット。

      そのリサイタルへ。

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      アンコールに何度も応えた後、疲れていたでしょうにサイン会を開いていただいて。

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      天使過ぎるにもほどがある!

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      その様子をインスタに投稿したら・・・

       

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      アリスさん本人から「いいね!」いただきました!!!!!

       

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      ピアノはもともとピアノフォルテという名前の楽器だったそうです。

      弱音から大きい音まで鳴らすことができる楽器。だからピアノフォルテ。

      発明された当時としては画期的な鍵盤楽器だったそうです。

      しかしなぜ今はピアノと呼ぶのか。

      それは、より美しい弱音が鳴らせる楽器だからなんじゃないかなー。と勝手に思っています。

      そしてその弱音の表現力こそピアノの上手下手を決める重要な基準だと思っています。

      アリス=紗良・オットさんのピアノは弱音の響きが繊細で美しい・・・

       

       

       

      ピアノ教室通い始めて4年。

      やはりガチのクラシックが弾きたくなってしまいまして。

       

      クラシック弾けるようになるには兎にも角にも「ツェルニー」をやっつけないといけないとのことなので。始めました。

      1番〜100番まであるので道のりは長く苦しい。死ぬまでに終えられるのか?

       

      プラス発表会に向けて。

      ベートーベンの「悲愴 第二楽章」練習中です。

       

      今のところ、ただ弾くだけならなんとか弾けますが、人を感動させるには程遠い。

      どうやって弾いたらいいのか悩んでいます。

       

       

       

       

       

      僕はただの造園屋ですが、一体どこへ向かっているんでしょうねー

       

       

       

       

       

       

       

       

       

      2018.11.25 Sunday

      杉本博司ツアーズ。

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        少し前ですが、

        小田原・熱海へ研修旅行へ行ってきました。

         

         

        造園屋の仲間と。

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        ちなみに僕が企画&幹事です(笑)

         

         

        一日目は昨年秋にオープンした江之浦測候所へ。

         

         

        入場する前にいきなりこれですよ。

         

        古材の板石、、、

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        何が凄いかってコンクリートこびり着いたまま据え付けちゃってます。

        好きな造園資材なので僕も100枚以上所有しているのですが。普通、古材の板石に着いたコンクリートやアスファルトやペンキは汚れと見なし綺麗に剥がしてから使うのものです、、、

         

        それなのに。杉本博司氏さすがです。

        この付着したコンクリートも板石に刻まれた歴史ということなのでしょう。

        新しいの価値観の「侘び寂び」とか「もののあはれ」ということでしょうか。

         

         

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        鉄。 良い。

        改めて。

         

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        どうやって割ったんだろう?

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        石だけでなくコンクリートのハツリ仕上げも多用されています。

        延々と続くハツリ作業を僕も経験したことがありますが騒音と振動と粉塵で大変な作業なんです。

        経験しているとより江之浦測候所の「遺跡感」が迫ってきます。

         

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        直前に降った雨のせいで溶け始めた氷のよう。

         

         

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        真面目に意見を交換しながら。

         

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        時にふざけながら。

         

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        海景、、、

         

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        とんでもない加工量・・・(汗)

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        皆、思い思いに舐めまわすように観察してました。

         

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        この石の扱い。遺跡的な。

        良い!

         

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        茶室「雨聴天」

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        純粋な作りの茶室に屋根は錆びたトタン板。

        雨の日の室内に響く雨音を想像する・・・

        千利休も今生きていたら採用していたかも・・・(!?)

         

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        改めて鉄筋コンクリートって凄いよね。って。

         

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        洗い出し。なんか途中から洗い具合が変わってましたけど、

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        海景シリーズ。

        大好き。所有したいなぁ。

         

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        鉄の扉の表面処理がカッコ良過ぎました。

         

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        石舞台古墳的な。

        弊社石材置き場にもこれに似た景色があります(笑)

         

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        ヘイ、ブラザー。

         

         

         

        石の扱い方。鉄やガラスやコンクリート。その他の素材の扱い方。みたて。

        大胆さ。自由さ。

        でも決して奇をてらうことなく。

         

        日本と世界の文化や伝統的な意匠を深く掘り下げて、その延長線上でデザインしているので説得力があります。

         

        石も木材も鉄もコンクリートも扱う造園屋の僕たちには杉本博司の仕事。分かりやすく大変面白かったです。

         

         

         

        研修を終え、昼過ぎからは小田原港でとれとれの海鮮を買い、江之浦測候所近くのキャンプ場で懇親会です(笑)

         

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        宴は夜遅くまで続きました。

         

         

        二日目。

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        腹ごしらえをして

         

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        MOA美術館へ。

         

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        漆の扉。

        よく解らなかったけど、大変な手間がかかっているらしい・・・。

         

        この鉄板の表面処理も良いですね。

         

         

        ここもまた昨年、杉本博司氏が内装空間をリニューアルした場所です。

        主に展示室の内装なので写真はほとんどありませんが。 

         

         

         

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        ああ楽しかった。

        一人で行って自分のペースで観るのもいいけど、複数人で行ってそれぞれの意見を交わしながらというのも良いです。

         

        また何か企画したいですね〜

         

         

         

        2017.09.17 Sunday

        応援

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          何だか今年は仲間や修行時代の先輩の応援(お手伝い)に行くことが増えまして。

           

          千葉。

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          宇都宮

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          八ヶ岳

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          京都

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          さいたま

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          皆、京都修行時代に出会い、それからのお付き合い。

           

          今もこうしてご縁が続き、声をかけていただけることに感謝しています。

           

          皆同じ造園業ですが全くと言っていいほど仕事のスタイルは違います。

          大規模造園工事の現場監督業を一人で請け負って一人で完成させちゃう人。

          鉄などモダンな素材を積極的に取り入れて新しい庭の形を模索する人。

          造園屋本位ではなく建築設計に寄り添い庭作りする人。

          美術館博物館に展示されるレベルの一品モノの石材を使い茶庭を作る人。

          一口に造園といってもこんなに振れ幅があるんですね。再確認しました。

          かつては同じような環境で修行をしていても、自分の興味とか勉強の仕方とか、人との出会いでこうも変わるのかと。

           

           

          造園あら井ではあまり経験できない類の仕事に携わることができて大変オモシロかったです。

          イロイロな仕事を体験し、若い衆にとっても良い経験になっているはず。

           

           

          ところで出張の夜といえばやっぱり。飲みにケーションですねw

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          日中は一生懸命仕事して、夜はたらふく食べて飲む。そのスタイルは共通ですw

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          お疲れ様でした。

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          2017.04.10 Monday

          憧れの毛越寺庭園

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            被災地観光のついでに。

             

            憧れの、「毛越寺庭園」へ。

             

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            庭のお勉強をする者にとっては避けて通れない庭園遺構です。

            造園の世界に入り15年。今さらですがやっと行けました〜

             

             

            毛越寺庭園といえばあまりにも有名なのがこの部分の石組み。

            やっぱり、写真たくさん見たからって「見たつもり」になってちゃダメですね。

            本物は迫力あります。一石一石組み方に工夫しているのが分かります。

            この写真手前に横たわる長い石。この石の使い方ったらもう!です。

            平安時代末期に作られたこの石組みも、一周回って前衛的だと感じました。

             

            そして造園屋の僕としてはやはり、「遣水」の部分がテンション上がりました。

            その部分だけで写真を100枚近く撮ってしまいました。

             

            「遣水」上流から。

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            素晴らしい。

             

            渓谷を思わせる景色から始まり。

            紆余曲折し、最後は大海に注ぐ。

            その様がたまりません。

             

            石を使っての表現力。

            川幅が広くなったり狭くなったり。

            流れの後半の曲線の優雅さ。

             

            現代の職人が足元にも及ばない凄味が古庭園にはあります。

            好きだなぁ古庭園。

            3年前に行った奈良の「三条二坊宮跡庭園」も大好きな古庭園です。

             

             

             

             

             

            その他の部分。

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            こういった庭が大好きですが、こういった庭を作ろうとは思っていません。

            現代の建物には合いませんから。

             

            ただ。

            中国から「禅」の文化が入ってくる前までは、日本の庭にはたくさんの草花・花木が植えられていたようです。

            石組みの周りにワイルドな花がワサワサ茂っているのを想像すると、絶対にカッコイイ。

             

            その感じなら、現代の庭にも生かせる。建物にも合うって個人的には思ってます。

             

            先日の外構工事では、その感じを出したくて石組みに草花やカラーリーフを絡めました。

            数年後の茂った景色を楽しみにしています。

             

             

             

             

             

             

            2016.09.04 Sunday

            夏休み。土木展とHouseVision。

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              夏休み終盤は。

               

               

              ハウスビジョンへ行ってきました。

               

              「家」を通じて未来をみつめてみる。というエキシビジョン。

               

              結局、合計3回も行ってしまいました。

               

              お目当てはトークセッション。

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              永山祐子。

              西畠清順。

              谷尻誠。

              隈研吾。

               

              先端を行く人の話はどれもむちゃくちゃ面白かったわけで。

              にしてもモデレーターを務める原研哉さん。天才かと思う。

               

              「モノ作り」からの「コト作り」。

              原研哉さんの考え方に、僕はしばらく影響を受けそうです・・・。

               

               

               

              未来というと。

              モノの飽和。

              人々の物欲は低下し資本主義社会が行き詰る。

              いつ起きてもおかしくない巨大地震。

              少子高齢化。

              一極集中。地方の衰退。

              人工知能やロボットに多くの人が仕事を奪われて。

              超格差社会。

               

               

              多すぎる不安材料。

               

              10年後、僕は造園屋として飯を食えているのだろうか?

              心配性な性格なので、ニュースを見ながらそんなことをよく考えます。

              右往左往するだけで何をどうしたらいいのか途方に暮れるだけで。

               

              でもハウスビジョンに通って、見て聞いて、考えて。

               

              未来がパァッと明るくなることはないけど。

              必ずしも人の想像通りにはいかないと思うけど。

               

              資本主義の行く末は、まだまだ、みんながハッピーになれる方法がありそうです。

               

              ニッポンの再発見によって。

              モノ作りではなくコト作りによって。

              新しい生き方とかビジネスが生まれてくる。

               

              新しく知ることが多すぎて、消化しきれていませんが。

               

              造園屋としても未来に提示できるアイディアがありそう。世の中や人の暮らしを良くしつつ、僕らも飯を食えるような。

               

              僕らの仕事は現場で仕事してナンボなので今後の仕事で示せていければと思います。

               

              町の小さな造園屋ですがそんなことを考えながら、泥だらけになりながら仕事してます。

               

               

               

               

              東京へ行ったついでに。

              21_21 DESIGN SIGHTで開催中の土木展へも行ってきましたー。

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              この男の家に泊めてもらいながら!

               

               

               

               

              2016.09.02 Friday

              夏休み。 スノーピークや天龍寺など。

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                8月21日〜8月27日、遅めの夏休みをいただきました。

                前回休んだのいつだっけ?ってくらい休んでいなかったので長めの夏休みにしました。

                 

                 

                車にキャンプ道具を積んで。とりあえず家を出発・・・

                 

                 

                 

                中央道を走り。

                まずは岐阜県・恵那峡の「国民宿舎恵那山荘キャンプ場」で一泊。

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                大好きなアカマツ林に囲まれたスペースにテントを張って。

                見上げたアカマツの枝が気持ちいいのでタープは張らず。

                 

                「テントを張れば、そこが庭になる。」

                勝手にスノーピークのキャッチコピーを考えてみるw

                 

                 

                 

                恵那峡を後にして、嫁さんのご両親が暮らす福井県に滞在した後は、

                急遽京都へ行くことに。

                 

                今もお世話になっている先輩に挨拶して!

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                僕もいつか所有したい石造品がいっぱいです。

                 

                 

                そして。久しぶりの天龍寺へ!

                 

                この庭園を維持管理している会社に勤めていました。

                 

                急な訪問にも関わらず、かつての同僚が歓迎してくれて。

                しかも番頭さんが庭園を案内してくれました。

                 

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                庭の世界じゃあまりにも有名な曹源池庭園。

                夢想国師が作った、今見てもアバンギャルドな滝石組みの背景には帯状の林が幾重にも連なっていて。その林が優雅な佇まいの山に続いていく。

                写真では分かりにくいけど、林の色の濃さのグラデーションがカッコよすぎる。激しい滝石組みと優雅な山の対比がおもしろい。

                山紫水明っていう言葉を思い出す。

                 

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                こちら側の奥に見える愛宕山は番頭さんが手を入れるまでは茂った樹木で見えなかった。

                山に生えた巨木を何本も切り倒して実現したこの景色。

                愛宕山もまた庭の一部になっている。

                 

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                以前よりもアカマツの苗木があちこちに植えられていました。

                 

                昭和の初めまでこの一帯は見事なアカマツ林でした。古写真で残っています。

                マツクイムシの流行で現在はほとんどのアカマツが姿を消してしまいましたが、番頭さんは昔の景色を再現しようとしています。

                 

                再現するだけではなく巨大化しすぎた常緑広葉樹などいらないものは伐採・整理したり、モミジやサクラ・ツツジなどの花木を増やしたり、園内を散策して楽しくなるような仕掛けがそこここにありました。

                 

                特に春と秋。それはそれは美しい景色になることでしょう。

                 

                たぶん、リアルに「桃源郷」を作ろうとしているのだと思う。

                 

                 

                パワーアップしていた天龍寺。どこまで行くんだ天龍寺。

                 

                数十年も変わらぬ姿勢で天龍寺の庭に取り組む番頭さんの気迫に久しぶりに触れて、感動して少し泣けた。

                 

                 

                僕も人の気持ちを揺さぶれる造園屋になりたいです。

                 

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                ありがとうございました。

                 

                 

                 

                 

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                ベタな場所でベタな一枚を。

                 

                 

                ラーメンタンポポ!隣のボロアパートに暮らしていた頃よく食べてた。

                変わらぬ味でした。

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                風呂に入るのに、一旦屋外に出なきゃいけない構造だったボロアパート。

                小さな専用庭は板塀で囲って安曇川砂利敷いて鉢植えのツバキで飾ったっけ。

                冬は寒くて不便で。でもなかなか風情のある暮らしだったなー。

                10年以上も前の話。今もそのボロアパートが現存してたのでビックリした。

                 

                 

                リニューアルしていた坪田商店。

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                根切りやカナテコとか地ゴテとか。作り手の高齢化&跡継ぎ不足で無くなっていた商品がたくさんあった。

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                ツボタフリークの僕はこれからどうやって生きていけばいいんだろう・・・。

                 

                 

                 

                京都を後にして、今度は太平洋側を走り帰路につきました。

                浜名湖沿いでキャンプ。今度はクロマツ林が御馳走です。

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                「テントを張れば、そこが庭になる。」

                もう一回言ってみるw

                 

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                「人生に、野遊びを。」

                 

                 

                2016.06.15 Wednesday

                雨の軽井沢 

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                  軽井沢へ行ってきましたー。

                  目的は、土屋鞄。




                  長女が来春小学生になるのでランドセルを選びに。


                  工房が併設していて仕事の見学ができます。丁寧な仕事ぶりです。

                  今時のランドセルってカラーバリエーションが多くて細部のデザインも個性的なものがありますが。
                  僕も嫁さんも「男子は黒!女子は赤!」「余計な装飾はいらない」っていう昭和な考え方なので。
                  「赤」にしました。

                  かなりモメましたけど。
                  茶色やラベンダー色が欲しいと泣きながら訴える長女を説得すること30分以上。
                  やっと笑顔で「赤」を背負ってくれました。
                  ホッとしたー

                  やっぱ「赤」は良いです。花が一輪咲いたみたいに華やかです。長女のイメージに良く似合ってる。
                  デザインもシンプルでいい。
                  6年間の間にモノの好みはイロイロ変化するはず。その度にキーホルダーを替えるとか内側のクリアポケットに好きな柄の紙を挟むとか自分好みにカスタムすればいい。
                  シンプルだからこそカスタムできる余地があるのだから。
                  与えられた装飾に個性は存在しないはずだから。


                  ・・・頑固オヤジですね。





                  ついでに、

                  ハルニレテラス


                  石の教会 内村鑑三記念堂
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                  千住博美術館
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                  ここの植栽が酷かった。
                  世界のカラーリーフ全部集めて植えてみました。みたいな。
                  胃もたれしそうになったわ。
                  なんでコレをここでやるん?って感じ。

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                  軽井沢の自然や地形に寄り添って設計されたという建築に全く寄り添っていないと思います。
                  西沢立衛氏によるカッコイイ建築が台無しです。
                  千住博氏の作品。ウォーターフォールシリーズやサクラなど作品全般に感じられる瞑想的な美しさ。作品を観た後の余韻をこの植栽は全部ぶち壊してくれます。

                  千住博氏がこの植栽を気に入っているようにはどうしても思えません。建築内のシェードが全て閉められ中から外の景色が全く見えないようにしてありました。違和感半端ないです。
                  作品を紫外線からの保護するため・・・だけではないような気がします。

                  今すぐにモミと白樺を残して解体して、植栽し直した方が良いのでは。
                  大きな下枝のないモミ林と白樺林の木立の中に美術館が佇んでいるイメージ。カラーリーフはもっと効果的に、薄暗い林床に数える程度で。僕ならそうします。

                  他人の仕事は否定すべきではないというのが僕の信条ですが。ここはあまりにも・・・だったので。

                  この植栽が好きと言う人はたくさんいると思います。
                  あくまでも僕の意見です。



                  次に行った喫茶店「離山坊」が良かった。
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                  ジョン・レノンが愛した喫茶店。



                  ジョンがショーンやヨーコとくつろいだ四阿(あずまや)ですって。
                  思いをはせてみるw


                  軽井沢らしくモミノキと雑木の混ざった林に囲まれています。
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                  こんなに綺麗な植生がこの土地にはあるのにね。



                  このモミノキでショーンの伸長を測ったらしいです。
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                  軽井沢。良い場所でした!

                   

                   

                   

                  2016.06.12 Sunday

                  かたつむり。

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                    ゴールデンウィークあたりから着工した造園工事にやっと目鼻がついてきた。

                    ウッドデッキ・パーゴラ・ウッドフェンス・園路・沓脱石・テラス・景石・植栽・・・
                    構造物が多いので時間がかかっています。

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                    この石貼りは若い衆が施工しました。僕は丁張して石を数個試しに並べただけ。

                    余計に時間かかったけど上手に貼れていると思います。
                    できる職人が施工すれば早くて上手くできるのは当たり前なわけで。でもやったことのない人間が一生懸命に作ることの大事さみたいなのを最近思います。
                    造園業界の未来のために!・・・なんてそこまでは考えてませんけどー


                    園路を作るために土を掘削してたら排水マスが出てきたりして。
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                    コンクリで埋めるわけにはいかないので予定変更。板張りの園路に変更。
                    それ以外にも着工後の変更箇所が沢山あった現場でした。その都度アイディアを振り絞り。
                    もー頭がくたびれた。
                    でもやっと。あと少しで完成です。



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                    長女とピアノ教室に通い始め1年が過ぎました。
                    子供の飲み込みは早いです。僕はというと遅々として進歩してません。必ず1日に1回は練習しているんですけどね。
                    でも先生は全力で褒めてくれますwだから続けていけるんだなw

                    もう少しマシな演奏ができるようになったら発表会にも出てみたいしyoutubeにもアップしてみたいです。
                     
                    2016.04.27 Wednesday

                    萌え、

                    0

                      これから造園工事をお考えのお客様に、僕が作ったお庭を見ていただきました。
                      施工事例が増えてきて、わりと近場にもまとまって庭があることに気づき。
                      3時間ほどで6件のお庭をご案内しました。

                      新緑の綺麗な季節で、しかも雨上がりだったのでいつも以上に良く見えたかも。

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                      ご協力いただいたお施主様方、ありがとうございました。

                      施工後の植木のチェックもできたので僕にとっても有意義な時間でした。


                      お客様には僕がどんなお庭を作ってきたのかが分かってもらえたのではないでしょうか。
                      庭作りのご依頼があると、まずは現場の調査・ご要望やお悩みのリスニングをします。その後、平面図やイメージ図を描き御見積書を作成し提案・説明させていただくのですが、紙の上ではどうしても伝わらない部分が多いようです。(僕が日本語うまくしゃべれないし描く絵もヘタだからっていうのもあると思いますがw)
                      百聞は一見に如かずで実際に庭を見てもらうのって良い手段かもです。もちろん見ていただいたものと同じ庭はもう二度と作ることはできないし、これから作る庭だってどんな仕上がりになるのかは僕にも分からない部分はあります。(図面通りの植木も石も用意できるとは限らないので。)
                      でも、僕が携るからにはどうにかして最善をつくして「庭」にする努力をします。まとめます。ってことが分かってもらえれば!


                       
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