2019.08.18 Sunday

「趣味、採石場巡り。」 から考える庭の美しさについて。

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    造園あら井の新井です。

    趣味は採石場巡りです。

     

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    弊社(埼玉県日高市)から車で2時間圏内でも探せば良い石がたくさんあります。庭で、どうやって使おうか考えるのが楽しくて。

     

    目当ては石だけではありません。

    採石場の景色も僕にとっては御馳走です。

    人と自然が対峙する最前線。

    ここでしか味わえない空気。

    もののあわれ。諸行無常・・・。

     

     

     

    道路や河川や橋やトンネルなどのインフラ。ビルや家などの建築。

    生活する空間のありとあらゆる構造物を人が自然を破壊し切り拓き獲得した材料で造られていることをどれくらいの人がリアルに理解しているだろうか。

    現代人と自然の関係、自然の恩恵を知ることは山積している環境問題を解決していくことの第一歩なんじゃないかと。

    義務教育中に社会科見学で一度は地域の採石場を訪れるべきだと思っています。

     

     

     

    ところで自然といえども、人の手が入っていない自然(原生林)は国土の4%以下なんですって。

    日本の自然は人工であふれている。

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    自然の造形は圧倒的に美しい。そして癒される。

    どうやったらそれに近づくことができるのだろう。

    景色を作るのが僕の仕事なので、いつも考えています。

     

    ふと思ったこと。

    そもそも人が美しいだの癒されるだの言っている自然って「人の手が入っている自然」に過ぎないのではないのだろうかということ。

    人の気配を感じられるからこその安心感とか。

    整備された安全な場所から眺めるからこその余裕とか。

    もし人の気配を一切感じられない、人工物が何もない自然の中に放り出されたら、ただただ恐くて自然が綺麗だと思えないはず。そもそも景色を楽しむどころではなくなるはず。

    その恐さを知りちゃんと自然を畏れることができるようになったら庭作りにおいて一歩前に進める気がしています。

     

    庭を作っているからこそ例えば天龍寺曹源池庭園や毛越寺庭園の石の扱いの凄まじさが分かります。現代の造園屋には絶対に到達できない凄味がそこにはあります。

    それはなぜか。当時の人々の生活を想像すると分かる気がするんです。

     

     

    ってことで、服部文祥よろしくサバイバル登山へ明日から行ってきます。

    よりリアルな自然に近づくために。

     

     

    ・・・いや来年の夏休みにしようかな。

     

     

     

     

     

    2019.08.15 Thursday

    ポリカーボネート×緑化フェンスのある庭 造園工事

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      作業前

       

       

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      この空間を緑いっぱいにします。

       

      しかし家のすぐ脇を流れるドブのため夏になると蚊が多く発生し臭いもするとのこと。

      庭を作っても庭に出てくつろげないのではないか。とお施主様は心配されていました。

      また、ドブの向こう側は公園ということもあり庭側のカーテン・障子・窓の開けることができない生活を強いられていました。

       

       

       

      作業中

       

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      目隠し&ドブの臭いが上がってこないようにするために背の高いフェンスを設けることになりました。

      しかし細長い敷地です。

      背の高い目隠しフェンスを設置してしまうと庭が暗くなってしまいます。

       

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      そこで考えたオリジナルのフェンス。

      ポリカ(ポリカーボネート)を採用しているので目隠ししつつ光を取り込めます。

      その手前には柵状に編んだ鉄筋。ツルを這わせれば壁面緑化することができます。

      目隠ししつつ光を取り込み、さらに緑を楽しむことができる。という欲張りなフェンスです。

       

       

      坪庭は樹脂のウッドデッキでしたが解体し、石と木で山の中のような雰囲気を目指します。

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      この石。天然石ではありません。

      岩盤をダイナマイトで破壊して作られた石。

      人工的な石です。

       

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      どの石も角が出ていて攻撃的な形。

      それでいて表面は印象派の絵画の色彩のようですね〜

       

       

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      植栽も自然界にはない不自然な樹種の組み合わせですが、自然を感じられるように。

       

       

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      作業後

       

       

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      ポリカを通して入ってくる淡くて白い光は山の東側の林床の中にいるような。

      はたまた天国にいるような・・・

       

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      岩盤を爆破し作られた石。

      手前の石には岩盤にダイナマイトを仕掛ける際に開けたドリルの跡が。

      人工の石ということを示唆するために見える形で据え付けました。

       

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      つる植物はお施主様と相談し「ツキヌキニンドウ」「ムベ」「常緑クレマチス」を植えさせていただきました。

       

       

      坪庭の。

       

      和室からの眺め。

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      リビングから。

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      寝室から。

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      造園工事完了2か月後。

       

       

       

      ドブの臭いは上がってこず、全く臭くありませんでした。背の高いフェンスが効いてます。よかった〜

       

       

      早くも伸びてきたツル植物。

      これから先、壁面緑化の茂らせ具合、手の入れ具合、光の入れ具合。

      どんな感じに手を入れていくかが楽しみです。

       

       

       

       

      2019.05.22 Wednesday

      庭は芸術か。

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        ここ最近に行った展覧会で楽しかったものを。

         

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        ミュシャ展。

        写真撮影OKな展覧会が増えました。

         

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        ここでも。

        インスタが展覧会のあり方を変えてしまいましたね〜

         

         

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        ところで草間彌生さんは発明家でそして商売上手だと思う。(独断と偏見です)

         

         

        日本一稼いでいるであろう現代アーティスト。村上隆氏はただの商売人ではない。

        先日トークショー拝聴しました。ほぼお金の話でしたけどね。

        200人以上のスタッフをかかえ、世界中から大きな仕事を取ってきては工業的に生産し売っていく。お殿様もお公家様もいないこの現代で狩野派絵師集団がやっていたスタイルを実現している凄さ。

        一見プリントしただけに見える絵画作品も実はとんでもなく手間がかかっていたりするようです。

         

         

         

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        安藤忠雄展 「挑戦」

        安藤忠雄さんの建築が好きです。特に初期の。

        装飾を限りなく減らし構成だけで勝負している潔さ。哲学。

        そして「日本的」なもの。

        かなり影響を受けてしまいました。

        ここ2年ばかりの、僕の提案する造園プランにその影響が出ていると思うのですが、いかがでしょう。。。

         

         

         

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        建築の日本 展。

        日本の家 展。

         

        造園屋・庭屋・庭師が集まると「庭は天然素材だけで作るべき」「コンクリートみたいなケミカルなものはできるだけ使うもんじゃない」

        皆、口を揃えてそんなことを言う。

        その脇で僕はいつも小さくなっていたものですが、この二つの展覧会を観に行ってからは、堂々としていればいいのかな。と。

         

        「コンクリートはナチュラルな素材なんだよ。」

         

        (まー色々意見はあるのは解ります。話し合いましょう。)

         

         

         

         

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        インポッシブル・アーキテクチャー 展

         

        これはおもしろかった。

        特に一番最後の展示ブースですよ。

        ザハ・ハディド氏の新国立競技場が着工目前でなぜ白紙になってしまったのか。

        役人と僕ら国民への痛烈な批判。しかと受け止めました。

        復興や年金や教育の問題。だいたいそれどころじゃないはずのこの時期に、なぜ東京オリンピックなんてやるの?と思っている僕みたいな連中が数多くいるからいけませんね。

         

         

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        縄文展

         

        「ニッポンの、美の原点。」ってキャプション。

        いやーもう原点過ぎて共感できません。

        例えば飛鳥時代くらい前までの服装とか建築デザインの美意識は共感できるけど、縄文土器や土偶のデザインは全く異質。

        縄文人の美意識。火焔土器の炎の表現。土偶の抽象的な人物表現。現代のどんなアートも敵わないくらいの破壊力を持っている。

        それらを目の当たりにした時の。これって最高のアート体験ですよ。

         

         

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        鴻池朋子

        「ハンターギャザラー」展

        秋田県立近代美術館。

        オープニングセレモニーの招待状をいただきましたので、行ってきました。秋田まで!弾丸で。

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        今回の新作の大作。の一部。

         

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        旧作の皮緞帳の大作。さらに手が加えられているとのことです。

         

        展示会場は「庭」的でした。

        歩くことで変わる景色。隠れていたものが見えるようになったり。

        明るくなったり暗くなったり。上から俯瞰したり、潜ったり、下から見上げたり。覗いたり。

        窓の外遥か遠くの奥羽山脈までも取り込んだり。

        ただ作品を並べるだけではない展示方法。体験させる展示空間。さすがです。学ばせていただきました。

         

        地球の誕生。躍動する動物たちの身体。古代人の神様に捧げる儀式。地球上で起こり続ける生きると死ぬの営みの瞬間瞬間をタイムワープしながら覗いてきた。そんな気分。楽しかった。

         

        ハンターギャザラー。狩猟採集民という意味だそうで。

        昔も今も、これから先の未来も、テクノロジーがどんなに発達しても人は自然から狩猟採集しなければ生きていけないのは変わらない。(コンクリートだってそう)

        自然の恵み。尊さ。一方で時として起こる容赦のない無慈悲な自然災害。自然への畏れ。

         

        僕も庭でそんなことを表現できたらな。ただ美しいだけの庭ではなく。

         

         

         

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        フィリップス・コレクション 展

         

        この展覧会で特に印象的だったのは、空の色彩。それぞれの作家の表現方法は違えども。

        それを観て湧き上がるのは共通の感情。

        なんとも言えないピンクのような、オレンジのような、陽が傾き始めた時間の空の色。それに照らされた町並み。登場人物。

        僕の家の近くの山の斜面に造成された住宅街でも1度か2度か、同じような色彩の光景に遭遇したことがあります。

        あの空の色を、地中海沿いでは毎日のように見ることができるのでしょうか。

        強烈に憧れてしまう。行ってみたいな。

         

        印象派の絵は良いですね。

        例えば肌の色を肌色(今の絵の具では肌色というのは無いらしいですが)で塗らないのが良い。

        果てしなく自由。

         

        その点、庭は不自由だなぁ。

        限られた敷地、材料、工期、予算。そもそも植物を扱っている時点で。。。そもそも商売ですから。。。

        その不自由さ、制約があるからこその面白さもかなりありますけどね。

         

         

         

         

        僕のアイドル。

        アリス=紗良・オット。

        そのリサイタルへ。

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        アンコールに何度も応えた後、疲れていたでしょうにサイン会を開いていただいて。

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        天使過ぎるにもほどがある!

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        その様子をインスタに投稿したら・・・

         

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        アリスさん本人から「いいね!」いただきました!!!!!

         

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        ピアノはもともとピアノフォルテという名前の楽器だったそうです。

        弱音から大きい音まで鳴らすことができる楽器。だからピアノフォルテ。

        発明された当時としては画期的な鍵盤楽器だったそうです。

        しかしなぜ今はピアノと呼ぶのか。

        それは、より美しい弱音が鳴らせる楽器だからなんじゃないかなー。と勝手に思っています。

        そしてその弱音の表現力こそピアノの上手下手を決める重要な基準だと思っています。

        アリス=紗良・オットさんの弾くピアノは弱音の響きが繊細で美しい・・・

         

         

         

        ピアノ教室通い始めて4年目。

        やはりガチのクラシックが弾きたくなってしまいまして。

         

        クラシック弾けるようになるには兎にも角にも「ツェルニー」をやっつけないといけないとのことなので。始めました。

        1番〜100番まであるので道のりは長く苦しい。死ぬまでに終えられるのか?

         

        発表会に向けて。

        ベートーベンの「悲愴 第二楽章」練習中です。

         

        今のところ、ただ弾くだけならなんとか弾けますが、人を感動させるには程遠い。

        どうやって弾いたらいいのか悩んでいます。

         

         

         

         

         

        僕はただの造園屋のおじさんですが、一体どこへ向かっているんでしょうね〜w

         

         

         

         

         

         

         

         

         

        2019.02.02 Saturday

        奇をてらった庭。

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          グンマーの新井様邸。

           

          そうです。要するに実家です。

           

          ちょっとした土地があり。

          父から庭を作ってくれとの要望。

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          よそで畑を借りて野菜を作っている父なので、庭じゃなくて畑にした方が良いと提案したのですが。

          どうしても庭がいい。とのことでしたので庭を作らせてもらうことになりました。

          身内の庭ですからね。せっかくなので普段できないことを、奇をてらってみたいと思います。

           

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          まずは悪い土を10m3出して榛名の良い黒土を20m3ほど入れ、ざっくりと築山を作ってみます。

          図面なんてありません。

           

          (榛名の黒土。無数の小さい軽石が入っているので黒土ながら透水性があり良い土ですね。)

           

           

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          在庫の巨大な水鉢と踏石を置いてみる。

           

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          背景として生け垣にマサキを植え、ゴロゴロした安山岩を入れてみる。

          巨大な水鉢の据え付けは、水のしたたり落ちる景色が最も素敵な角度に据え付けたかったのでそれだけで1時間以上かかりました。

           

          掘削時に地中からコンクリート製のひび割れた側溝が出てきたので筧にしてみました。

           

           

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          在庫のモミの木を使います。

           

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          やはりモミの木は良い。端正な姿。濃い緑色。

          そしてモミは一本ではなく大きさの違った複数本で組むとなおさら良いです。

           

           

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          ただの築山でもいいのですが、実家の庭なので奇をてらってみます。

          やってみたかった鉄筋での土留めに挑戦。

          「シガラミ」という大昔からある土留め工法を、本来は竹でやるのですが代わりに鉄筋でやるという。

           

          でもアールがキツ過ぎて失敗・・・

           

           

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          これならどうでしょう。

          まさに鉄シガラミ。

           

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          新たな鋼材との出会い。良い感じに鉄シガラミできました。

          この鋼材での鉄シガラミは、僕が世界初なんじゃないかなぁ。

           

           

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          水鉢の周りには低木を植えまくる。

          モミノキ林の先にある「秘密の花園」的な。です。

          普段はギュウギュウに植栽しない派の僕ですが。これも新たな試み。

           

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          数か月後の春。ダイカンドラの種を蒔いてみる。

           

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          ヒメツルニチニチソウも。

          ダイカンドラとともに茂り地面を覆いつくしてほしい。

           

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          さらに数か月後。冬。

           

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          錆びた鉄シガラミ。茂ってきたダイカンドラ。

          ラピュタ感。

          良い感じです!

          新感覚の「侘び寂び」をこの庭に発見しましたよ。

           

          ヒメツルニチニチソウが茂ったらもっと良くなりそうです。

          いつかまた写真をアップしたいですね。

           

          図面のない行き当たりばったりの造園工事でしたが何とかなりましたw

           

           

           

           

           

           

          2019.01.08 Tuesday

          お蕎麦屋さんの庭。 完了。

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            お蕎麦屋さんの庭、完了いたしました。

             

            施工中のブログは→http://oyakata.zoen-arai.com/?eid=192

             

             

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            珠玉の料理と蕎麦を食べに来た人の、気分を盛り上げる「前菜」のような庭。になってもらえたら・・・。

             

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            ダイスギは幾何学的に、等間隔に植えています。「ダイスギ」は人間の都合で作った木なので。

            その人工的なダイスギ林の間から実生で生えたモミジが自由奔放に枝を伸ばす・・・。

            「人工」と「自然」を対比することで、より自然の造形の面白さを際立たせる狙いです。

             

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            植栽する樹木・下草の種類はできるだけ減らしました。

            こちらのお店で食べることができる洗練された料理に影響を受けまして。

             

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            見返りの景。

             

            従業員用の通用口。日々の打ち水やメンテナンスがしやすいように。こういうところも大事だと思ってます。

             

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            原生林、里山、禅の庭、浄土の庭、財閥の庭。庭の表現は様々あるようですが、

            「山間部に暮らす中で、住居の周りに必然的に生まれたニワ」のイメージの庭。

            京都鷹峯にありそうな景色かもしれません。

             

             

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            「切らぬウメ」

             

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            「井戸の脇にウメを植えると井戸水が美味しくなる。」

            雨が降りウメの枝を伝った雨水が井戸に落ちると井戸水が美味しくなる。

            なんの科学的根拠もない言い伝えですが、井戸の脇にはウメが似合います。(独断と偏見)

             

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            清らかな水がこんこんと湧き出ています。

            美味しい蕎麦には美味しい水が必要不可欠ですからね。

            もちろん湧き水ではなく水道水をポンプで循環しているのですが。美味しい水を使っていますという暗示です。

            実際にこちらでいただけるお蕎麦に使っている水は、不純物を99.9%除去した水を使用しているとのことです。

             

             

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            この竹垣は造園あら井のオリジナルです。

            竹垣の間に普通あるべきはずの柱が見えません。柱がないとリズムが生まれないので、なんていうか時間が止まっているかのような佇まいです。

             

             

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            ここでお庭はおしまい。

            この景色の向かいに暖簾があります。

            暖簾をくぐり、店内に入っていだくと、窓の外に良い景色が広がってるんです。

            それは、来店してからのお楽しみということで。

             

            竹垣を高くしてあえて周りの景色を遮断しているのも理由があります。

             

             

             

            蕎麦料理 すみや

            埼玉県入間郡毛呂山町大類604-5

             

             

             

            ご来店お待ちしております。

             

             

             

            施工中のブログは→http://oyakata.zoen-arai.com/?eid=192

             

             

             

             

            施工後2年経過の写真です↓

             

             

             

             

             

             

             

             

            2019.01.08 Tuesday

            お蕎麦屋さんの庭。 施工編。

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              お蕎麦屋さんのお庭を作らせていただきました。

               

              埼玉県毛呂山町の「蕎麦料理すみや」というお店です。

              県内・近県の蕎麦愛好家の間ではすでにご存じの方も多いと思います。

               

              初めてのお打ち合わせでお伺いした際に思ったこと。

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              シンプルでスッキリした作りの建物はただの蕎麦屋さんではないことが分かります。(蕎麦屋さんというと古民家風の店舗が多いですよね)

               

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              既にアプローチだけは作ってありました。良い仕事してありましたのでこのまま活かしたい。

               

               

              そして何よりも、建物の南側に広がる店所有の梅林に感動しました。(写真は開花シーズンのもの)

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              「サクラ切るバカ。ウメ切らぬアホ。」大昔から言いますが、

               

              「切らぬウメ。」、、、カッコイイな!

               

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              その中でも「これは!」という一本。

              もしこの大きさの、この雰囲気を纏ったウメを材料屋さんで買ってきて植えたなら結構なお値段になってしまいます(ていうかこんな木なかなか見つからないでしょう)。

              これを使わない手はありません。

               

               

               

              また、お品書きを拝見したところお蕎麦屋さんというよりも料亭の内容でした。

              (実際に店主は料亭と蕎麦屋さんで修行されています。)

               

              店主との話し合いはとんとん拍子に進み。(ありがとうございます。)

              着工です。

               

               

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              まずはウメを掘ります。

              既に葉が展開し始めてるし。でも大丈夫。ウメだから(汗)。

               

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              移植です。

              40mほどの移動でしたが3トンありましたので持ち合わせの道具だけでは苦労しました。

              体力と気力をすり減らしながら一日がかりでどうにか植えつけました。

               

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              やっぱでかい木はオーラがあります。ちなみに樹齢は40〜50年とのことです。

               

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              客土して築山を作りました。

               

               

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              石組み。

               

               

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              植木の植栽。洒脱な枝ぶりの山採りのモミジを。

               

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              塀に着手です。

              造園あら井オリジナルの塀を50mほど作ります。

               

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              これは!?

               

               

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              ケミカルブラザーズ!

               

               

               

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              高校の同級生(觀科園)のダイスギも入りました。

               

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              竹林から竹の伐り出し・洗い・加工も進めます。

               

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              野溶接。

               

               

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              きつい体勢の溶接・・・。

               

              鋼材の柱に防腐剤を塗り。木材を取り付けました。

               

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              塀の内側と外側ではデザインが違うのですが、外側はシンプルな板塀です。

              外側の木工事部分はこの建築を設計施工された大工さんにお願いしました。

               

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              内側はこんな感じで鋼材丸棒に竹を編んでいきます。

               

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              この井筒。

              8年前に僕が京都での修行を切り上げて、京都を経つ直前に、古道具屋さんで一目惚れして購入した井筒なんです。

              それを納めさせていただきました。

              この井筒を使う日を夢にまで見ていました。ついにこの日が来ようとは。

              「大徳寺型」という井筒です。材質は江州御影石です。

              見た目はシンプルですが、若干それぞれの板石が同じ角度で内側に傾いています。合端がピタリ合うように加工するのはまさに職人技です。

              据え付けてみたらこの場所にもバッチリ納まりました。

              水がこんこんと湧き、溢れ出る仕組みに仕上げます。

               

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              電燈の設置・配線も今回は造園あら井でさせていただきました。

              ローボルトなので電気工事士免許がなくても施工可能な製品です。

               

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              試しに点けてみる。

              造園屋が自分で施工できるのだから自由に配置できて良いですね。

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              明るさも明る過ぎず庭の照明としてはバッチリです。

               

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              仕上げにシャキッシャキの白菜を植えて。(ウソです)

               

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              景石に合った色のグリ石と砂利を敷いて。

               

               

               

               

               

              完了です。

               

              続く。

              2019.01.07 Monday

              燈籠を据え付ける。

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                燈籠を据え付けました。

                 

                燈籠を据え付ける仕事が激減するこのご時世に。

                 

                 

                僕なんて独立してから燈籠をお納めしたのは、恥ずかしながら今回が初めてでした。

                 

                 

                 

                 

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                燈籠だけでいいのでは。と提案していましたがお施主様たっての希望で水鉢も据え付けました。

                合わせて筧も。

                 

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                燈籠は「柚ノ木燈籠」。

                本歌は奈良の春日大社にあります。

                (↓コレです。僕が撮った写真。22歳くらいの京都修行時代初期。石造美術の勉強目的でスクーターで奈良に通ったなぁ。。。あの頃は熱心だったなぁ。。。)

                建物を見て、お施主様の好みを考えて僕が選ばせていただきました。

                 

                 

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                水鉢は京都竜安寺の「吾唯足知」を写したもの。ちょっと豪華に台付きです。

                筧も付けて排水設備を整えて、水がぽたぽた落ちるようにしてあります。

                (本歌の写真はありません。竜安寺に据えられているものもレプリカです。寺務員さんに聞くと本物は奥にしまってあるとのことでした。)

                 

                 

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                周囲の植栽はクロチクとキチジョウソウの間違いないコンビで。

                 

                 


                この燈籠と水鉢は茨城真壁の加藤さんに彫っていただきました。

                 

                独立して間もなくの、まだ仕事がなくてヒマな時に関東の燈籠屋さんの仕事を知りたくて真壁中の燈籠屋さんを見学させていただきました。

                その時にお伺いし話を聞かせていただいた加藤石材さん。

                あれから8年。

                やっとホンモノの燈籠を納めることができる造園屋になれたことが嬉しい!

                 

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                加藤さんからご自身のPR資料を沢山頂いたんですが、スキャンするのメンドクサイのでこのくらいでw

                とにかく天皇陛下から勲章頂いているくらい凄い方なんです。

                 

                しかも材料は、真壁の桜川御影石のなかでも大変希少な「アラメ」という部分で造っていただくという。

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                このひと固まりが加藤さん所有の最後の一個。このタイミングで僕が訪れたこと。「縁」を感じずにはいられません。
                加藤さんも気合が入ったようで、竿の裏に自分の銘を彫らせて欲しいとのお願いがありました。もちろん二つ返事で快諾しました。

                 

                 

                黒雲母の一つ一つが大きいので「岩」感があります。

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                このアラメで作られた燈籠は人の手で加工されてもなお「岩」であったことを訴えてくる。

                そんな気がします。

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                (これは加藤さんの店に並んでいた三月堂型)

                 

                 

                 

                 

                 

                石造品は腐りません。数百年持ちます。

                時間が経てば古色を帯びてさらに良くなります。

                数代にわたって一つの石造美術を受け継ぎ愛でるなんて、この使い捨ての時代に素敵じゃあないですか。

                末永く大事にしていただきたいです。

                ありがとうございました。

                 

                 

                 

                 

                 

                2019.01.07 Monday

                池と流れを作る。

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                  元々、植木のお手入れで出入りさせていただいていたお庭に池と流れを作らせていただくことになりました。。

                   

                  作業前

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                  作業中

                   

                  まずはお庭の解体から。

                  既存の石も木も全て再利用するので仮の場所に移動・移植します。

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                  既存の植木の中で一番大きいクロマツの移植。と

                  既存の景石の中で一番大きい石の据え付け。

                  この時点で位置を間違えちゃうと池も流れもイメージしている形ではなくなってしまうので慎重に・・・

                   

                  クロマツは元の場所から1mほどしか動かしていませんがキッチリ根巻きしました。たとえ1mでも手を抜けません。

                   

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                  排水とオーバーフローの配管。地味だけど大事な仕事です。

                   

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                  漏水チェックを済ませて。

                   

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                  池の護岸の石組みは水を抜かずにやりました。水面から出る石の一番良い表情を見ながら仕事したかったので。

                  まだ3月。水遊びには早すぎた((+_+))

                   

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                  既存のアルミフェンスの一部解体&コンクリートブロック積み。築山の土留めになります。

                   

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                  築山を作り。次は流れの石組みです。

                   

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                  さすがに水を流しながらの仕事はできないのでぶっつけ本番です。

                  上流から下流にかけてより変化が出るように、より多彩な音が出るようにイメージしながら。

                  ・・・いつかの山中で出会った名もなき川に思いを馳せながら手を動かしました。

                   

                  これはいつかの山中で出会った川の写真。

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                  日本の山にある無数の名もなき川。標高700mくらいの山でも登ればこのような素敵な川にいくらでも出会えます。

                  その一つ一つの造形に造園屋の僕はため息が出るばかりです。

                  こんな風に石を組んでみろって言われても、できるわけないから。

                   

                   

                   

                  どうにか組み終え。

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                  一気に撒き石と植栽をして仕上げです。

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                  園路にはあえて粒の大きい砂利を敷きました。少々歩きにくいほうが山道っぽくなるかと思い。

                   

                   

                   

                  お施主様、夜の景色も楽しみたいとのことで急遽、電燈を設置することになり。

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                  竹林で伐った竹を加工して。

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                  こういうのはシンプルに。余計なことはしないのが一番だと思っています。

                   

                  こんな仕上がり。

                   

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                  夜の景色です。iPhoneで撮ったら光が二重で写ってしまいました。

                   

                  流れの様子。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                  短い距離の流れですが変化に富んだ景色を作れたのではないでしょうか。

                  流れの音に大変こだわりのあるお施主様ですが大いに喜んで頂きました。

                  流れの石ころの一部はモルタルで固定していないので組み替えることが可能です。
                  お施主様ご自身で組み替えては音の変化を楽しんでおられるようです。

                   

                  2018.11.25 Sunday

                  杉本博司ツアーズ。

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                    少し前ですが、

                    小田原・熱海へ研修旅行へ行ってきました。

                     

                     

                    造園屋の仲間と。

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                    ちなみに僕が企画&幹事です(笑)

                     

                     

                    一日目は昨年秋にオープンした江之浦測候所へ。

                     

                     

                    入場する前にいきなりこれですよ。

                     

                    古材の板石、、、

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                    何が凄いかってコンクリートこびり着いたまま据え付けちゃってます。

                    好きな造園資材なので僕も100枚以上所有しているのですが。普通、古材の板石に着いたコンクリートやアスファルトやペンキは汚れと見なし綺麗に剥がしてから使うのものです、、、

                     

                    それなのに。杉本博司氏さすがです。

                    この付着したコンクリートも板石に刻まれた歴史ということなのでしょう。

                    新しいの価値観の「侘び寂び」とか「もののあはれ」ということでしょうか。

                     

                     

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                    鉄。 良い。

                    改めて。

                     

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                    どうやって割ったんだろう?

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                    石だけでなくコンクリートのハツリ仕上げも多用されています。

                    延々と続くハツリ作業を僕も経験したことがありますが騒音と振動と粉塵で大変な作業なんです。

                    経験しているとより江之浦測候所の「遺跡感」が迫ってきます。

                     

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                    直前に降った雨のせいで溶け始めた氷のよう。

                     

                     

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                    真面目に意見を交換しながら。

                     

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                    時にふざけながら。

                     

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                    海景、、、

                     

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                    とんでもない加工量・・・(汗)

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                    皆、思い思いに舐めまわすように観察してました。

                     

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                    この石の扱い。遺跡的な。

                    良い!

                     

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                    茶室「雨聴天」

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                    純粋な作りの茶室に屋根は錆びたトタン板。

                    雨の日の室内に響く雨音を想像する・・・

                    千利休も今生きていたら採用していたかも・・・(!?)

                     

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                    改めて鉄筋コンクリートって凄いよね。って。

                     

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                    洗い出し。なんか途中から洗い具合が変わってましたけど、

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                    海景シリーズ。

                    大好き。所有したいなぁ。

                     

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                    鉄の扉の表面処理がカッコ良過ぎました。

                     

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                    石舞台古墳的な。

                    弊社石材置き場にもこれに似た景色があります(笑)

                     

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                    ヘイ、ブラザー。

                     

                     

                     

                    石の扱い方。鉄やガラスやコンクリート。その他の素材の扱い方。みたて。

                    大胆さ。自由さ。

                    でも決して奇をてらうことなく。

                     

                    日本と世界の文化や伝統的な意匠を深く掘り下げて、その延長線上でデザインしているので説得力があります。

                     

                    石も木材も鉄もコンクリートも扱う造園屋の僕たちには杉本博司の仕事。分かりやすく大変面白かったです。

                     

                     

                     

                    研修を終え、昼過ぎからは小田原港でとれとれの海鮮を買い、江之浦測候所近くのキャンプ場で懇親会です(笑)

                     

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                    宴は夜遅くまで続きました。

                     

                     

                    二日目。

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                    腹ごしらえをして

                     

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                    MOA美術館へ。

                     

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                    漆の扉。

                    よく解らなかったけど、大変な手間がかかっているらしい・・・。

                     

                    この鉄板の表面処理も良いですね。

                     

                     

                    ここもまた昨年、杉本博司氏が内装空間をリニューアルした場所です。

                    主に展示室の内装なので写真はほとんどありませんが。 

                     

                     

                     

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                    ああ楽しかった。

                    一人で行って自分のペースで観るのもいいけど、複数人で行ってそれぞれの意見を交わしながらというのも良いです。

                     

                    また何か企画したいですね〜

                     

                     

                     

                    2018.01.08 Monday

                    門松

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                      明けましておめでとうございます。

                      旧年中は大変お世話になりありがとうございました。

                      本年も何卒よろしくお願い申し上げます。

                       

                       

                      独立して7年目。

                      初めて門松のご依頼を承りました。

                       

                      変わったの作って!とのことでしたので。

                       

                       

                      シンプルに。大胆に。

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                      大津磨きの壁を背景に。凛としてかっこいい!(自画自賛!)

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                      門松の起源と歴史をもう一度勉強し直して。僕なりの一つの答えです。

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                      「松」・「竹」・「梅」のウメは、白砂の上に表現してみました。心憎い演出。(自画自賛)

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                      土台の鉄椀は、盃に見立てています。

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                      シンプルだからこそ材料にはこだわりました。

                      竹は竹林から。

                      マツは野木から。大量に採取した中から良いもの・合うものを選んで使いました。

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                      ついでに。

                      スタンダードな門松も作ってみる。

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                      久しぶり過ぎてヘタクソですが来年(今年か)はもう少しマシなのができると思います。

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                      次回もシンプルさだけは貫きたい。

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                      二十歳代の頃、お伊勢さんへお参りした際。

                      お社。杉林。ゴロ太敷き。あまりにもシンプルな造形。その中に神様の存在を感じることができた気がして、

                      初めての感覚に大変感動したのを覚えています。

                      あの荘厳な雰囲気のひとかけらでも門松に表現できたらいいなぁ。門松は神様が降りてきた時の依り代なのだから。

                      それにはやはり、ナンテンやらウメの枝やら葉ボタンやらを飾り付けたような派手なものではダメなんだな。

                       

                       

                       

                      今年も近所の高麗神社にてご祈祷していただき新しい御札を頂戴いたしました。

                      残念ながら都合が合わず木魂式には今年は出席できず。

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                      どうか本年も安全に仕事に励めますように。

                       

                       

                       

                       

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